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「御封〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御封の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
八卦《はっけ》に訴えて判断して見る気になった。彼は加持《かじ》、祈祷《きとう》、御封《ごふう》、虫封《むしふう》じ、降巫《いちこ》の類《たぐい》に、全然信仰を有....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
はがきが飛び込んで来た。 「甚だ申兼ねた御願いですが、これなるハガキ着次第どうぞ御封筒の中に三銭切手百枚御入れ御送りの上、自分出獄まで御貸与いたゞけますよう御願....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
を融通したのが騒動の初まりでした。額は百分の一にも足りない少額であったにしても、御封印厳重な曰く付きの竹流し分銅を他へ流通したとあっては、問題の大きくなるのも当....
水の女」より 著者:折口信夫
できている。 数多かった壬生部の氏々・村々も、だんだん村の旧事を忘れていって、御封という字音に結びついてしもうた。だが早くから、職業は変化して、湯坐・湯母・乳....
狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
で御座いました。つまり今の伊兵衛どのは御養子で御座いますが、何を申すにも黒田様の御封印付のお金預りという大層もない結構な御身分……」 「へえへえ。それは存じてお....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
そうでございますが、いつからそんな不便なことになったのでしょう」 「さよう、もう御封地になってから七、八年。阿波の水陸二十七関、いよいよ厳しいお固めである」 「....