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御尻
「御尻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御尻の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旧主人」より 著者:島崎藤村
真似《まね》をしたら、「好《いい》御主人を持って御|仕合《しあわせ》」と言って、
御尻を叩《たた》いて笑った女が有ましたろう。 丁度、日の光が灰色な雲の間から照....
「道草」より 著者:夏目漱石
てくれた時分にゃ、随分|尻《しり》ッ端折《ぱしょ》りで、それこそ御釜《おかま》の
御尻まで洗ったもんだが、今じゃとてもそんな元気はありゃしない。だけど御蔭様でこう....
「夢十夜」より 著者:夏目漱石
《かんじょう》したら六つあった。 自分はその一つの前へ来て腰をおろした。すると
御尻《おしり》がぶくりと云った。よほど坐り心地《ごこち》が好くできた椅子である。....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
具の上げ卸しまでもするか知らぬが、普通の人情ではそれは忍べない。だから襷がけだの
御尻まくりだの、その他色々の殺風景な変形をして、急場の用に間に合わせようとするの....