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「御居〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御居の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
邪宗門」より 著者:芥川竜之介
いました。が、それは先ず、よろしいと致しましても、その明くる日、若殿様が何気なく御居間へ御出でになると、螺鈿《らでん》を鏤《ちりば》めた御机の上に、あの伽陵《が....
地獄の使者」より 著者:海野十三
みなさい」 「ええ、ええとそれは……今朝参りまして、庭に出ました。すると旦那様の御居間に電灯が点いています上に、窓の硝子戸《ガラスど》が、一応閉っちゃいますが、....
三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
つめて、その人の来るのを今か今かと待設けていました。 振返ってみますと、奥様の御居間の方には行燈の灯がすこし黄く光っていました。その行燈の下で奥様はなにか草雙....
法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
天皇の御為に敬造せられた東方浄土の教主薬師如来の尊像を安置し、西の間は依然太子の御居室として遺されてあった所へ、太子の薨後さらにその御為に敬造せられた釈迦如来の....
白髪小僧」より 著者:杉山萠円
き入れ遊ばさず、あの水底《みずそこ》の白銀《しろがね》の鏡を御取り寄せ遊ばして、御居間に御据え遊ばしたとの事。まあ、何という恐ろしい事を遊ばすので御座いましょう....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
へ申し込んで、世子の御都合を伺って、その上で御次を通りぬけて、それから廊下を経て御居間へ赴くのである。この家老の御次ぎを通りぬける時は、当番の小姓の先輩が、面番....
南国太平記」より 著者:直木三十五
込みを廻り、飛び石を撫で、一尺ごとに、手をのばして、手に触れるものを調べながら、御居間の方へ近づいた。灯の影もなく、人声もなく、ただ、真暗闇の世界であった。 ....
それから」より 著者:夏目漱石
た。門野は暗がりで、 「行って参りました」と挨拶《あいさつ》をした。「平岡さんは御居ででした。手紙は御覧になったそうです。明日の朝行くからという事です」 「そう....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
本性院伊佐野の局《つぼね》、御側役八重、それらの者で家定公御双生の御兄君捨蔵様の御居所を存じおる如くに見せかけ、それを以て水野は上様を圧しつけて復職を強請したわ....
魔都」より 著者:久生十蘭
逃げ腰になって、 「ウム、それで?」 「つまり、殿下が有明荘に御滞在の間、殿下の御居間を侵し御尊名を潜称いたしていたものがあった事が判明いたしました。何たる不敵....
昇降場」より 著者:広津柳浪
。それに生れて辛《や》っと五月ばかしの赤子さんを、懐裏《ふところ》に確と抱締めて御居でなのでした。此様《こんな》女の人は、多勢の中ですもの、幾人もあったでしょう....
中里介山の『大菩薩峠』」より 著者:三田村鳶魚
五五八頁に「お君はお銀様の居間へ上りました」とある。「上りました」というなら、「御居間」といいそうなものだが、そこまでは行き届かなかったとみえる。「上りました」....
興津弥五右衛門の遺書」より 著者:森鴎外
後某は御先代妙解院殿よりも出格の御引立を蒙り、寛永九年|御国替の砌には、三斎公の御居城|八代に相詰め候事と相成り、あまつさえ殿御上京の御供にさえ召具せられ候。し....
興津弥五右衛門の遺書(初稿)」より 著者:森鴎外
頃の御当主妙解院殿よりも出格の御引立を蒙り、寛永九年御|国替の砌には、松向寺殿の御居城|八代に相詰め候事と相成り、あまつさえ殿御上京の御供にさえ召具せられ、繁務....