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御幣餅
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
「おふき、お前はよいところへ来てくれた。」とおまんは言った。「きょうは若夫婦に
御幣餅を祝うつもりで、胡桃を取りよせて置いた。お前も手伝っておくれ。」 「ええ、....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
がら、それを言った。その年になっても、まだ彼は継母の手前を憚っていた。 「今夜は
御幣餅でも焼いてあげたいなんて、台所で今したくしています。」とお民は言った。「ま....
「家」より 著者:島崎藤村
―翌日は彼も姉の家を発つと言うので――豊世やお島やお仙が台所に集って、木曾名物の
御幣餅を焼いた。お種は台所を若いものに任せて置いて弟の方へ来た。 三吉は庭に出....
「山の人生」より 著者:柳田国男
経験であった。『想山著聞奇集』などに詳しく説いた美濃・信濃の山々の狗賓餅、或いは
御幣餅・五兵衛餅とも称する串に刺した焼飯のごときも、今では山の神を祭る一方式のよ....