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御役御免
「御役御免〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御役御免の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
、どうだろう、何とかなるめえか。心柄とは云いながら、本人はまず切腹、連れのものも
御役御免か、謹慎申し付けられるか、なにしろ大勢の難儀にもなることだ。考えてみれば....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
老のひとりは隠居を申し付けられた。用人の一人は詰腹を切らされた。そのほかに閉門や
御役御免などの処分をうけた者もあって、この内訌も無事に解決した。 これでもう澹....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
じゃ、自ずとお上の目も光り、光らば御家断絶とまではきびしいお裁きがないにしても、
御役御免、隠居仰付けらる、というような事になり申すと、わしは構わぬが、八郎次どの....
「傾城買虎之巻」より 著者:直木三十五
は後の松葉屋瀬川、久之進も悪い気持でない。 五 享保三年、内藤豊前守
御役御免になって、領地越後の国村上へ帰る事になった。久之進も勿論同道、一旦深川の....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
者かが、見えぬ力で、斉彬を呪っているように思われた。
当然、斉彬の代になれば、
御役御免になるべき人々が、そのまま留任していることに対し、久光は、今まで斉彬のそ....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
のじゃが、それ程の才物ゆえ、邪智にも長けていて、私かに佐渡吹きの黄金を隠し置き、
御役御免になっても老後の栄華、子孫の繁盛という事を考えて、江戸へ運び出す途中に於....