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御成門
「御成門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御成門の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
下の、与力同心小者総動員による警備隊が水も漏らさぬ警衛網を張りめぐらして、しかも
御成門《おなりもん》から増上寺に至るまでのお道筋一帯は大名諸侯の屋敷といわずお小....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
れば、あれもこれも帳消し……罪ほろぼしとやらになりましょうから。ねえ、竜之助様」
御成門外《おなりもんそと》で人の足音、増上寺の鐘。 「人殺し――」 竜之助はつ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て出直した神尾主膳の江戸再吟味日程第二日。今日は、芝の増上寺へ参詣を志しました。
御成門まで来ると、一隊の練兵が粛々《しゅくしゅく》と練って来る。主膳も勢い、道を....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
者風であった。脇差を一本、提灯を一つ――芝中門前町を出て、増上寺の塀の闇の中を、
御成門の方へ、歩いて行った。
「多少、聞いてはいるが、忍術の忍は、忍ぶでなく、忍....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
・ロード》をつくってある。庭の境栽の月桂樹の根元に、ルルがそとへ散歩にいくときの
御成門がある。ルルの私設道路だから使用料がいるが、そこをぬけて崖を這いあがると、....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
と、二丁目の角で、ちょいと待ちな、どこへ行く。 芝園橋《しばぞのばし》で一度、
御成門《おなりもん》で一度、田村町《たむらちょう》で一度、日比谷の角で一度。ちょ....