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「御手元〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御手元の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
るに至りました事を厚く御礼申上ます。御通告申上ましたように、詳細は後日決算報告を御手元へ伝記と共に、差上る事になっておりますので、ここでは荒方工事の報告を致しま....
紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
て、手厚いおもてなしをいただく仕儀にございます。どうかいつまでも、下碑になりと、御手元にお置きくださいませ」 永々と続いた、フローラの物語は終わった。 ちょ....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
お天気が晴候まま、庫に入り古トランクをかきまわしたる所、こんな古書が出ました故、御手元へさし上げます。誠に御不沙汰いたします。漸く涼しくなり候まま、近日御伺いい....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
迷惑と存候がいくら長くてもよしとの御許故安心致、可相成全速力にて取片附一日も早く御手元へ差出し度と存候。御風邪まだ御全快無之由存分御大事に願候。本日の面会日は謝....
三稜鏡」より 著者:佐左木俊郎
併し死体遺棄罪として一応は検事局へ……それから、西谷は、市立精神病院の岡埜博士の御手元へもう一度……爺さん! 決して心配などせんでいいから……」 署長は両の眼....