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御斎
「御斎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御斎の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「門」より 著者:夏目漱石
《しょうばん》をした。この居士は顔が坊さんらしいので、時々僧堂の衆に交って、村の
御斎《おとき》などに出かける事があるとか云って宜道が笑っていた。 そのほか俗人....
「瀞」より 著者:佐藤垢石
、常陸国久慈郡西金の地先を流れる久慈川の中流であった。それから、磐城国植田駅から
御斎所街道へ西へ入った鮫川の上流へも伴って行った。駿河の富士川へも、遠州の奥の天....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
とまた、低くなった。
墨で洗ったような大床の廻廊を白い衣を着た稚児僧が、粗末な
御斎の膳を眼八分にささげ、その経音の聞える奥の杉戸の内へ持って入った。
「お客様....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
。例は挙げきれないが、少しかわったものだけでも、立春の日を神の正月、正月十六日の
御斎日を仏の正月、女の正月というのは正月十五日、または同二十日をそういう地方も多....