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御料地
「御料地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御料地の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
しているのではござらぬぞ、畏《かしこ》くも禁裡または公儀へ、その折々の鳥類献納の
御料地として、公儀より伏見奉行がお預りいたしている土地でござるぞ。その辺のことを....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
かねさす」は紫の枕詞。「紫野」は染色の原料として紫草を栽培している野。「標野」は
御料地として濫りに人の出入を禁じた野で即ち蒲生野を指す。「野守」はその
御料地の守....
「郊外」より 著者:国木田独歩
たが、 『どこか見たような所だね、うまくできている。』 『そら、あの森のところサ
御料地の、あそこから向こうの畑と林とを見たところサ。』 『なるほどそうだ、』とい....
「犬を連れた奥さん」より 著者:神西清
段から廊下へと昇ったり降りたりして行った。二人の眼のまえには、法官服や教師の服や
御料地事務官の服をつけた人々が、思い思いの徽章を胸に、絶えずちらちらしていた。婦....
「にらみ鯛 」より 著者:佐藤垢石
から支出させていた。 けれど、宮中の諸費用は幕府から少しばかり支出される金や、
御料地の産物位では、到底こと足りるものではなかった。であるから、代官小堀はやむを....