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「御旅所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御旅所の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ついた。「そうして、その相手の二人侍は、何者だか判らねえのか」 「ひとりは本所の御旅所の近所に屋敷を持っている平井善九郎というお旗本ですが、連れの一人は判りませ....
丹下左膳」より 著者:林不忘
先達《せんだつ》にて、御本社《ごほんしゃ》、拝殿、玉垣を始め、仮殿《かりでん》、御旅所《おたびしょ》にいたるまで残らず見分。 こうなっております。 建築事....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
拭きながら、 「いえ、それが妙なんで、下ッ引を総出にして江戸中の尼寺はもちろん、御旅所《おたびしょ》弁天や表櫓《おもてやぐら》の比丘尼宿を洩れなく調べましたが、....
怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
日には拝殿において神楽が執行される。五日には大神事として、八基の神輿が暗闇の中を御旅所に渡御とある。六日には御田植があって終るので、四日間ぶっ通しの祭礼を当込み....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
天王を持ち来ったものでありますから、祇園の祭の様式は皆これが教えたのであります。御旅所といって神さまが一週間ばかり他所に出張しておられる。その往来の行列はインド....