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御旨
「御旨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御旨の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「加護」より 著者:宮本百合子
れなかった。つまり、お恵さんの身に現れて降懸って来たこの度の不幸は、どこかに神の
御旨を奉じなかったという因が在って起った果ではあるまいかということになるのである....
「旅愁」より 著者:横光利一
れているのです。この冒しがたい、どっしりとした、どこかゲーテに似ている僕らの光の
御旨あるところを感じて下さい。そうしますと、それぞれの他国にも、色彩の差はありな....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
。よし、軍隊が繰出して来るにしてからが、それは歌詞にもある通り、朝敵征伐せよとの
御旨《おむね》で繰出されて来るのであって、米友征伐に来るわけのものではないから、....
「加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
いのか? バラバラに解けばよいのだな?」 「一本一本バラバラに解いて、それが神の
御旨に適えば社殿の奥から鈴が鳴る筈じゃ」 「よし心得た」と云ったかと思うと、紐を....
「興津弥五右衛門の遺書」より 著者:森鴎外
の従弟たる森三右衛門を使に田辺へ差立てられ候。森は田辺に着いたし、景一に面会して
御旨を伝え、景一はまた赤松家の物頭井門亀右衛門と謀り、田辺城の妙庵丸櫓へ矢文を射....
「沈黙の水平線」より 著者:牧逸馬
まり一同は匙を投げて終った。B・A・L会社の支配人ランド氏は、最初からこの「神の
御旨」を主張していたものだった。前に言った、濠洲からダアバンまでワラタ号で来て、....
「デモクラシーの要素」より 著者:新渡戸稲造
には随分思いきった政治論も社会改良論も行われた。さすがに知識を世界に求むるという
御旨意《ごしい》の発表された際であっただけに、外国の思想を危険なりなどという者な....