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「御朱印〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御朱印の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
引かれぬから、お前さん方三人に掛《かゝ》られた其の時は是非が無《ね》え事じゃが、御朱印付の天神様境内で喧嘩してもお前さんも立派な先生、私も角力の端くれ、事訳《こ....
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
子より成立ち、飯綱権現の別当ともいうべきものになったのであり、徳川初期には百石の御朱印を受けていたものである。 今は飯綱神社で、式内の水内郡の皇足穂命神社であ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
離れて、ことごとく武士の威力の前に屈服するようになった。今はこの国に仏寺も多く、御朱印といい諸大名の寄付といって、寺領となっている土地も広大なものだ。そこに住む....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
「まあ、お話しして見れば、たとえば公儀の御茶壺だとか、日光例幣使だとかですね、御朱印付きの証書を渡されている特別な御通行に限って、宿の伝馬役が無給でそれを継ぎ....
白くれない」より 著者:夢野久作
。 去る程に此寺の住持なりし彼の和尚は、もと高野山より出でたる真言の祈祷師にて御朱印船に乗りて呂宋に渡り、彼地にて切支丹の秘法を学び、日本に帰りて此の廃寺を起....
不尽の高根」より 著者:小島烏水
るように聞えるが、それらの参詣者は、皆この村山口を取ったものであるらしい。今川家御朱印(天文二十四年)にも、村山室中で魚を商なってはならぬとか、不浄の者の出入を....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
い》は跣足乞食《はだしこじき》と同じ身分じゃ。それにまたこんなに紫の幕を張って、御朱印つきで旅をするというのは我等の心ではない、お役人がそうしてくれるから、そう....
赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
って発展した。即ち博多の大富豪島井宗室の大参謀となり、朝鮮、呂宋、暹羅、安南に、御朱印船の長として、貿易事業を進めたのである。 彼は復居合の名人であった。それ....
秀吉・家康二英雄の対南洋外交」より 著者:国枝史郎
許可したのは豊臣秀吉で、それは我国の文禄元年、西暦の一五九二年のことであり、爾来御朱印船は、呂宋のマニラ市を中心として、南洋貿易を営み、平和の裡に巨利を博し、朱....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
たままで)お前も度胸がよくなった。 お蔦 あいさ、元はこんな女じゃなかった。……御朱印外も常陸の方の生れは生れだけど、小さい時からの深川育ち、もともとこんなにシ....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
ままで)お前も度胸がよくなった。 お蔦 あいさ、もとはこんな女じゃなかった。……御朱印外も常陸の方の生まれは生まれだけど、小さい時からの深川育ち、もともとこんな....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
タ・非人七千五百二十八戸を支配していた。また上方では、京都で下村勝助が百九石余の御朱印を戴いて、「エタの長」として、山城から近江・摂津の一部にまで統率権を及ぼし....