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御柳
「御柳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御柳の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
言った。 庭園は抽斎の愛する所で、自ら剪刀を把って植木の苅込をした。木の中では
御柳を好んだ。即ち『爾雅』に載せてある※柳である。これに反して柳原書屋の名は、お....
「連環記」より 著者:幸田露伴
せられたこととて、 露は濃やかにして 緩く語る 園花の底、 月は落ちて 高く歌ふ
御柳の陰。 という句を得たまいて、ひそかに御懐に協いたるよう思したまいたる時、文....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
つであったろうかという想像に、その事の可能であるべき理由が附与せられる。 ※(
御柳)といって、今日では主としていけ花の方で珍重がられている。世間にそう多くはな....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
《かんぽ》年中に中国から渡って植えてある※柳《テイリュウ》、すなわちギョリュウ(
御柳の意)は、タッタ一種のみで他の種類は絶対にない。しかしそれを二、三種もあるか....