» 御櫛

「御櫛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御櫛の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
水の女」より 著者:折口信夫
、上体をも掩うものとなったらしいが、古くはもっと小さきものを重く見る時代が来て、御櫛笥殿の方に移り、そこに奉仕する貴女の待遇が重くなっていった。 この沐浴の聖....
丹下左膳」より 著者:林不忘
て、いかにしてあの捕網の目をくぐって来たのだろう? 白無垢《しろむく》鉄火の大姐御櫛まきお藤、いつのまにやら粋な隠れ家に納まって、長火鉢のむこうにノホホンとばか....
源氏物語」より 著者:紫式部
》とも見えないほどお美しかった。斎王の美に御心《みこころ》を打たれながら、別れの御櫛《みぐし》を髪に挿《さ》してお与えになる時、帝《みかど》は悲しみに堪えがたく....
源氏物語」より 著者:紫式部
描かせになった絵巻には、斎宮《さいぐう》発足の日の大極殿《だいごくでん》の別れの御櫛《みぐし》の式は、御心《みこころ》に沁《し》んで思召されたことなのであったか....