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御用箱
「御用箱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御用箱の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「名君忠之」より 著者:夢野久作
」 と尾藤内記は狼狽してお茶坊主を睨み付けた。お徒歩侍、目明し、草履取、槍持、
御用箱なんどがバラバラと走って来て式台に平伏した。 三 「アッハッ....
「真鬼偽鬼」より 著者:岡本綺堂
じこもるのが例であった。 秋の夜はいよいよ更けて、雨の音はまだ止まない。秋山は
御用箱の蓋をあけて、ひと束の書類を取出した。彼は吟味与力の一人であるから、自分の....
「魔像」より 著者:林不忘
伏すると、やがて、しいッ、しッ! と警蹕《けいひつ》を掛けながら、二人のお小姓が
御用箱を目八分に捧げて先に立つ。その後から、第一番に松平|越中守《えっちゅうのか....