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御祖師様
「御祖師様〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御祖師様の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「子供の病気」より 著者:芥川竜之介
だのお腹《なか》下《くだ》しなんですよ。あしたはきっと熱が下《さが》りますよ」「
御祖師様《おそしさま》の御利益《ごりやく》ででしょう?」妻は母をひやかした。しか....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
いようなことが時々ありました」 赤坂|裏伝馬町の常磐津の女師匠文字春が堀の内の
御祖師様へ参詣に行って、くたびれ足を引き摺って四谷の大木戸まで帰りついたのは、弘....
「少年時代」より 著者:幸田露伴
腰高が大神宮様へ二つ、お仏器が荒神様へ一つ、鬼子母神様と摩利支天様とへ各一つ宛、
御祖師様へ五つ、家廟へは日によって違うが、それだけは毎日欠かさず御茶を供えて、そ....
「貧乏」より 著者:幸田露伴
お互に少し中り屋さんにならねばならん。 「誰だってそうおもわねえものは無えんだ、
御祖師様でも頼みなせえ。 「からかいなさるな、罰が当っているほうだ。 「ハハハ、....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
沢山置いてって下さいました、大変掴んで」 母「左様かえ、お前が私を孝行にするから
御祖師様の御利益で此のお銭も」 と開けて見ると中は金で十両|許り、其の頃の十両....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
かった。お葉は折柄の雨を凌ぐ為に、有合う獣の皮を頭から引被って、口には日頃信ずる
御祖師様の題目を唱えながら、跫音を偸んで忍び出た。 それから一時間も過ぎた後に....