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「御神楽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御神楽の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
骨董」より 著者:幸田露伴
の不公平を除き、社会主義者だの無産者だのというむずかしい神※の神慮をすずしめ奉る御神楽の一座にも相成る訳だ。 が、それはそれでよいとして、年寄でもなく、二才で....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
生れて居るのである。 * 斯様な事を思うて居る内に、御神楽歌一巻を唱え囃し踊る神前の活動はやんで、やがて一脚の椅子テーブルが正面に据....
鉄面皮」より 著者:太宰治
残して置こう。 右大臣実朝。 承元二年|戊辰。二月小。三日、癸卯、晴、鶴岳宮の御神楽例の如し、将軍家御|疱瘡に依りて御出無し、前大膳大夫広元朝臣御使として神拝....
南国太平記」より 著者:直木三十五
「父上」 小太郎は、声をかけたが、八郎太は、無言であった。 「もっと踊れ、御神楽《おかぐら》武士め」 池上は、片膝を立てて、微笑しながら、自分の前へ迫っ....
取舵」より 著者:泉鏡花
、雪のごとく、激しく異状を示したり。 邇く水陸を画れる一帯の連山中に崛起せる、御神楽嶽飯豊山の腰を十重二十重に※れる灰汁のごとき靄は、揺曳して巓に騰り、見る見....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
の方から次第に明らかにされて来ているが、そこまでは溯らなくても、奈良・平安時代の御神楽には、天鈿女命が岩戸の前で踊ったように、おかしな身振りをしたり、人を笑わせ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
た“ふぐり神楽”を演じて、満場の男女を笑殺していた。 それは堀河院のみ世の事。御神楽の夜の酒もりに、職事の公卿行綱が、袴を高くたくしあげ、細ズネを現して、庭燎....