御神籤[語句情報] » 御神籤

「御神籤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御神籤の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
《わずら》っている頃、ある人が旅行のついでに、善光寺如来《ぜんこうじにょらい》の御神籤《おみくじ》をいただいて第五十五の吉というのを郵便で送ってくれたら、その中....
明暗」より 著者:夏目漱石
おっしゃるから、あたしきっといらっしゃるに違ないって受け合ったの」 「そう。また御神籤《おみくじ》を引いて」 継子は長さ二寸五分幅六分ぐらいの小さな神籤箱の所....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
死骸を見ない以上はまだなんだか未練があるので、おかみさんは今日も浅草の観音さまへ御神籤《おみくじ》を取りに行った。親方はかぜを引いたと云って奥に寝ているとのこと....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
水難があるのと云われたそうで、おっかさんはなおなお苦労しているんです。今もお堂で御神籤を頂いたんですが、やっぱり凶と出たので……」と、女は苦労ありそうに細い眉を....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
の跡というのがあって、そこへ指を当てて見る人もありました。安産のお守を受けたり、御神籤を引いている人もあります。御賓頭盧の前で、老人がその肩や膝を撫でては自分の....
春の修善寺」より 著者:岡本綺堂
に一銭銅貨を入れてみると、からからという音がして、下の口から小さく封じた活版刷の御神籤が出た。あけて見ると、第五番凶とあった。わたしはそれが当然だと思った。将軍....