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御触れ
「御触れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御触れの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
えと相棒の富松の口から出たに相違ない。奇怪の風説をきっと取り締れという町奉行所の
御触れが出ている。そうして、その風説の張本人が辻駕籠の勘次と富松の二人とわかって....
「鍵屋の辻」より 著者:直木三十五
とも二夜と留置き候者は屹度《きっと》曲事《くせごと》に行わるべき者也」 という
御触れが出て又五郎は江戸に居られなくなった。これは一方の池田公が暴死したから、旗....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
目も当てられず。実に戦国の習い、是非もなき次第にこれあり候。八日の早暁にいたり、
御触れの文面左の通り。 一、異国船万一にも内海へ乗り入れ、非常の注進これあり候節....
「さまよえるユダヤ人の手記より」より 著者:寺田寅彦
焼うどんや夜鷹もまたしばしば橋の袂を選んで店を張った。獄門の晒首や迷子のしるべ、
御触れの掲示などにもまたしばしば橋の袂が最もふさわしい地点であると考えられた。こ....
「備前天一坊」より 著者:江見水蔭
でなさいます。一番これが性質が悪いので、それを最初から懐中欠乏。それで長逗留との
御触れ出しは、半田屋九兵衛、失礼ながら気に入りました」 「それでは機嫌よく泊めて....