» 御読

「御読〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御読の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
俊寛」より 著者:芥川竜之介
人は早速《さっそく》燈台の光に、御消息をおひろげなさりながら、ところどころ小声に御読みになりました。 「……世の中かきくらして晴るる心地なく侍《はべ》り。……さ....
斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
流行するから自分も一つ作って見たといって、「月落烏啼霜満天寒さ哉――息を切らずに御読下し被下度候」と書いてあった。当時は正岡子規がマダ学生で世間に顔出しせず、紅....
振動魔」より 著者:海野十三
後に至って此の僕の手記の一番大事な部分をなすものなのであるからして、そのお心算で御読みねがいたい。 さて、柿丘秋郎が恩人とあがめるという、いわゆる牝豚夫人の夫....
外務大臣の死」より 著者:小酒井不木
る。 「あなたは、無論、エドガア・アラン・ポオの『盗まれた手紙』という探偵小説を御読みになったことがありましょう。フランスの某国務大臣が、皇后の秘密の手紙を盗ん....
好色破邪顕正」より 著者:小酒井不木
めて、康雄の落した新聞紙を拾い上げ、 「おお、やっぱり、ゆうべの殺人事件の記事を御読みでしたか。実は、私が御たずねしたのも、この事件に就てで御座います」 康雄....
人工心臓」より 著者:小酒井不木
はモルヒネを摂った経験がおありですか。又、『オピアム・イーターの懺悔』という書を御読みになったことがありますか。兎に角、モルヒネを摂ると夢とも現ともわからぬ一種....
秘密の相似」より 著者:小酒井不木
きになることか、又、どれほどお怒りになることか。然し、どうかこの手紙をしまいまで御読みになって下さいませ。不具者ではありますけれど、生れつき、不具ではなく、一昨....
千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
さんの無学なことは技手も承知しておりましたから、わざと私には読めません、貴方一つ御読みなすって下さい。それこそ私が酒でもこの葡萄酒でも奢りますからと申しました。....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
高浜清様 ○ 明治三十九年十月九日(封書) 「二百十日」を御読み下さって御批評被下難有存じます。論旨に同情がないとは困ります。是非同情しな....
虚構の春」より 著者:太宰治
? 東京日日新聞社政治部、小泉邦録。」 「謹啓。一面識ナキ小生ヨリノ失礼ナル手紙御読了|被下度《くだされたく》候《そうろう》。小生、日本人ノウチデ、宗教家トシテ....
草枕」より 著者:夏目漱石
眸《ひとみ》は少しも動かない。 「ホホホホ解りませんか」 「しかし若いうちは随分御読みなすったろう」余は一本道で押し合うのをやめにして、ちょっと裏へ廻った。 「....
行人」より 著者:夏目漱石
う意味が、あなたと私とで、だいぶ違うかも知れませんが、それはこの手紙をしまいまで御読みになれば解る事ですから、説明はしません。それから当初私の抱いた好もしくない....
それから」より 著者:夏目漱石
論理を踏み外したと思った。仕方がないから、横合から、 「芝居は御嫌いでも、小説は御読みになるでしょう」と聞いて芝居の話を已《や》めさした。令嬢はその時始めて、一....
道楽と職業」より 著者:夏目漱石
はそういう社交機関よりも、諸君が本業に費やす時間以外の余裕を挙《あ》げて文学書を御読みにならん事を希望するのであります。これは我が田へ水を引くような議論にも見え....
満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
あったんで、余はとうとう三平の方を肥前唐津の住人に改めてしまった。今でも「猫」を御読みになれば分る。肥前の国は唐津の住人多々羅三平とちゃんと訂正してある。 こ....