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御転婆
「御転婆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御転婆の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「路上」より 著者:芥川竜之介
かく初子女史《はつこじょし》のナタシアたる事は認めるだろう。」
「そうさな、まあ
御転婆《おてんば》な点だけは幾分認めない事もないが――」
「序《ついで》に全部認....
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
《えんがわ》の椅子に腰を掛けている僕を顧《かえり》みて、市《いっ》さんもそう云う
御転婆《おてんば》は嫌《きらい》でしょうと聞いた。僕はただ、あんまり好きじゃない....
「倫敦消息」より 著者:夏目漱石
ていねい》になった。これは漱石が一言の争もせず冥々《めいめい》の裡《うち》にこの
御転婆を屈伏せしめたのである。――そんな得意談はどうでも善《よ》いとして、この国....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
、ただその上から飛び下りて見ろと云うんですわ、三つや四つの女の子ですもの、そんな
御転婆《おてんば》な事が出来るはずがないです」「なるほどこりゃ趣向が無さ過ぎまし....
「誤った鑑定」より 著者:小酒井不木
さしい口元とは、見るものを魅せずには置かなかった。ところが、彼女は非常な山だしの
御転婆で、夏はいつも跣足で歩きまわり、年が年中、髪を結ったことがなく、房々とした....