御造作[語句情報] » 御造作

「御造作〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

御造作の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
藤十郎の恋」より 著者:菊池寛
知ると、起き直って居ずまいを正しながら)おおこれは、御内儀でありましたか。いかい御造作じゃのう。 お梶 何の造作でござりましょう。さあ横になってお休みなさりませ....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
釣ってやるのよ」 「そうでござりましたか。よく分ってでござります。ではお菊どの、御造作ながら御手伝い下さりませ」 打揃いながら別室へ退《しりぞ》いていったかと....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
、なるほど。里心がおつき申したか」 「どう仕って。宿までさせて頂いて、いろいろと御造作に預る居候の身がわがまま言うて相済まぬが、旅に出るとどういうものか身共、三....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
丸、その者の酒盃《さかずき》を満たしてやれ」 「そうまで仰言るなら、暁け方まで、御造作《ごぞうさ》にあずかりやしょうか――」 と、闇太郎、振り袖小姓の酌《しゃ....
名娼満月」より 著者:夢野久作
申上げまする通りのお金を積んで、満月ことを御身請なされまして、嵯峨野の奥の御邸を御造作なされ変えて、お城のように締りの厳重な一廓を構え、その中に美事な別荘好みの....