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御釈迦
「御釈迦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御釈迦の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蜘蛛の糸」より 著者:芥川竜之介
一
ある日の事でございます。
御釈迦様《おしゃかさま》は極楽の蓮池《はすいけ》のふちを、独りでぶらぶら御歩きに....
「模倣と独立」より 著者:夏目漱石
気高《けだか》いというものがない。御覧になっても分る。気高いということは富士山や
御釈迦様《おしゃかさま》や仙人などを描いて、それで気高いという訳じゃない。仮令《....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
野となれ山路にかゝりてテク/\歩行。さても変物、此男木作りかと譏る者は肉団奴才、
御釈迦様が女房|捨て山籠せられしは、耆婆も匕を投た癩病、接吻の唇ポロリと落しに愛....
「番町皿屋敷」より 著者:岡本綺堂
見付けることも出来なかった。女同士のお仙も相談相手にはならなかった。 あしたは
御釈迦の誕生という七日の夜に、白柄組の重立った者八九人が青山の屋敷にあつまること....
「墓」より 著者:正岡子規
されりャ華族様も平民様もありゃアしない。妻子珍宝及王位、臨命終時不随者というので
御釈迦様はすました者だけれど、なかなかそうは覚悟しても居ないから凡夫の御台様《み....
「教育家の教育」より 著者:新渡戸稲造
宇宙にあるものは何事でも教育を授けないものはないので、菩提樹の下で坐禅を組まれた
御釈迦様が彼の樹のために教を受けたかどうかは知りませぬが、とにかく菩提樹という樹....