御鉢[語句情報] »
御鉢
「御鉢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御鉢の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人の国」より 著者:豊島与志雄
が欠けていた。それを補おうとするように、久保田さんはなお騒ぎ立てた。台所から藁の
御鉢入れを持ってきて、その蓋を頭の上でくるくる廻したが、此度は下の深い方を頭から....
「高千穂に思う」より 著者:豊島与志雄
亀裂などは問題でなく、足下に開ける噴火口に心は惹かれる。 海抜千四百メートルの
御鉢火口である。直径五百メートルのこの火口は、正しい摺鉢型をして、底に赤褐色の水....
「蓮月焼」より 著者:服部之総
い出したので、わたしはひとり暮しだから余分の御膳は焚《た》きませんと、食い残りの
御鉢をやるに、泥坊たちまち食い尽《つく》して、これでは少し足らない、なんぞ外《ほ....