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御階
「御階〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
御階の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪の宿り」より 著者:神西清
て、合戦の勢がまた盛返したとの注進も洞ろ心に聞きながし、わたくしは薙刀を杖に北の
御階にどうと腰を据えたなり、夕刻まではそのまま動けずにおりました。この日の戦も酉....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
座いますが、貴婦人の間のどういう所へ附いたものかその御場所は存じません。何んでも
御階段を昇り切ったところに柱があってその装飾として四頭の狆を彫れという御命令であ....
「にらみ鯛 」より 著者:佐藤垢石
皇は、折りから望の月東山の松の上に昇り、夜の凉風肌を慰むる興に惹かせられ、御殿の
御階近くへ出御、光遍き秋空に、禁庭の荻叢に歌う虫の音に、ご興尽くるところを知らず....