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復路
「復路〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
復路の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「失楽園殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
抑揚さえも変らなかった。 「然し、もう一歩進んで、飛去来器特有の弧線飛行を―殊に
復路の大きな弧線―を考えると、杏丸氏の室を基点とする容易い解釈が、実に誤った、皮....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
の差異も、その辺が最もはなはだしかった。そして、往路の歩線は建物に沿うているが、
復路には造園倉庫まで直線に行こうとしたものらしく、七、八歩進んで焼け残りの枯芝の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
すから、相当の気安さで旅行もできるし、また石巻、松島、塩釜、仙台の間は、通学の往
復路のようなものでしたから、少し立入れば、今でも顔馴染がいくらもある。 そうい....
「新春・日本の空を飛ぶ」より 著者:坂口安吾
を言わさず連れ戻されてしまった。 往路は見物がてら諸方ゆっくり回って二時間半。
復路はまッすぐ一時間十三分。下田上空をすぎて下降、一直線に羽田へ滑りこむ。着陸の....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
、それでも二台のうちでは良い方の車なのである。往路では月の浦の上で四十分間故障。
復路では山林中でシャフトが折れて三時間立往生。幸い代りのシャフトを用意していたか....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
武尊であるから、この戦争の陣立がアベコベになってるように、日本武尊も東征の往路と
復路の二ツがあるから、その
復路の方が、そして日本武尊が信濃坂で道に迷い伊吹山で死....
「汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
プール・シナ間の交通は六十日に縮少され、かくてロンドンからシナにいたる冒険的な往
復路は、合衆国を経過することによって五ヶ月以内に縮少されることを得、現在の所用日....