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微官
「微官〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
微官の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
遺骸は感応寺に葬られた。 優は蕩子であった。しかし後に身を吏籍に置いてからは、
微官におったにもかかわらず、頗る材能を見した。優は情誼に厚かった。親戚朋友のその....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
して没す。妻あり一男を産む、成長す。当時家族五人、予や明治十二年以降、某|官衙に
微官を奉ず。しかして、明治十九年二月二十日、公務を担い、奉職の官衙を去る十里ほど....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
た後、しばしば先進の大官から重要の椅子を薦められても決して肯んじないで、一は終生
微官に安んじ、一は早くから仕官を辞して、功名栄達を白眼冷笑していた。殊に古川は留....
「加波山」より 著者:服部之総
て三春《みはる》藩論を「帰順」に導き、暗転して維新となるや、若松県ついで三春藩の
微官(準捕亡・捕亡取締役)にされ、副区長に転じ、「常盤副区長に就任してから初めて....