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微積分
「微積分〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
微積分の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「愛と美について」より 著者:太宰治
えって見れば、いろいろ時代と共に変遷して来たことは確かです。まず、最初の段階は、
微積分学の発見時代に相当する。それからがギリシャ伝来の数学に対する広い意味の近代....
「金属人間」より 著者:海野十三
出された。エジプト時代には一回に十五日もかかった観相《かんそう》を、本師は最新の
微積分計算法《びせきぶんけいさんほう》をおこない、わずかに三分間にて鑑定す。 ....
「科学論」より 著者:戸坂潤
ースと進歩の手順とが異って来る。例えばニュートンの物理学や之に直接結びついている
微積分の方法などは、その最もいい例で、之は一方に於て当時のイングランドとヨーロッ....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
同じことが云えるだろう。古くは測地学であったゲオメトリア(幾何学)を始めとして、
微積分学其の他も亦、一定の技術的要求から、工夫され発達せしめられた。ニュートンに....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
的な弁証法過程をその背後に持っているのである。例えば代数的な量概念は、之によって
微積分的な量概念にまで進歩出来たのである。科学の静態的な基本構造と云っていたもの....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
像からニュートンの原則にまで発展した天体力学乃至動力学の発達や、力学の武器である
微積分の建設などの事件が発生する。こうして自然哲学は自然科学を産み出したのである....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
筈だろう。実際、連続観とか流動観とか云っていい世界観のおかげで、ニュートンによる
微積分の適用が実行されたのだし、断続観とか量子的世界観とかによって、量子力学に特....
「現代科学教育論」より 著者:戸坂潤
等数学』の類は科学的な価値の低いものに過ぎぬという事になるだろう。又仮に代数学が
微積分学に較べて初等的なものだとしても、他方それでは方程式論は変分よりも低級なも....
「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」より 著者:戸坂潤
転任して来て最初に数学を受け持ったクラスの一つが、私のクラスであった。私は先生に
微積分のごく初歩をならった。私は宿題が当って黒板に出て問題を解くという教育にあま....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
cole Polytechnique)の入学試験を受けたが、失敗した。この頃彼は
微積分学や理論力学を勉強していたが、それのみでなく、クールノーの「富の理論の数学....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
いくぶんの報償をいただければ、それでおさまると言っているんです」 「この数学は、
微積分よりむずかしいわね……かりに、あなたたちの言い分をとおすとして、金もないの....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
響されたことの、はなはだ少なかったことを示す一つの証拠であろう。 支那で西洋の
微積分書『代微積拾級』の訳されてから、この書は日本へ伝えられ、訓点を付した翻刻も....
「黒板は何処から来たのか」より 著者:小倉金之助
初はフランス数学書の翻訳から出発して、非常な成功を博したが、後には算術の初歩から
微積分にわたる、彼自身の一聯の教科書を著わした。それは非常に普及したので、そのた....