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「微臣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

微臣の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
ある。悠々として扇面に次の詩を書いて成竜に示した。 |提 |為安 明主日懸旌節報微臣夜繹酒杯観 |春来殺気心猶壮 |此去骨已寒 |談笑敢言非 |夢中常憶跨 如....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
るよう、お身より懈怠なく天聴に達せらるべく候。陛下には皇子をも持ち給わで、なお、微臣に食物をはぐくみ給うことをもって、乳人の優しさをお示しあそばされ候。もし幸い....
三国志」より 著者:吉川英治
わるなどは、例外な特旨。何してもご名誉この上もないことだ」 「徳うすく功も乏しき微臣に、まったく冥加に余ることと感泣しております」 「さもあろう。曹操なども、少....
三国志」より 著者:吉川英治
、洛陽を捨て、長安をのがれ給い、玉車に塵をこうむること二度、しかもわれら、草莽の微臣どもは、憂えども力及ばず、逆徒の猖獗にまかせて現状に至る――という状態です。....
三国志」より 著者:吉川英治
てくれよ」 と、軍政作戦すべてを託した。 「曹真大都督すでにみまかる。この上は微臣の力を尽して、日頃のご恩におこたえ申し奉らん」 司馬懿は早くも長安に出て、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
が君の側らにはびこっていたのでは捧げようもない。君側の奸を一掃してのうえでなら、微臣たりとも海内|静謐のためどんな御奉公も決していとう者ではない。どうかご推量を....