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徳一
「徳一〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
徳一の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「川」より 著者:新美南吉
で相談したが、すぐ、やったろかと、やはり目で、話をまとめた。するともう、森医院の
徳一《とくいち》君が、ズボンのバンドをゆるめはじめた。なにか、しがいのあるいたず....
「久助君の話」より 著者:新美南吉
が、ともかくのぞいてみようと思って、黄色《きいろ》い葉のまじった豆畑のあいだを、
徳一《とくいち》君の家の方へやっていった。そのとちゅう、ほし草の積みあげてあるそ....
「嘘」より 著者:新美南吉
うことがわかって、久助君はほっとした。 休けい時間がきたとき久助君は、森医院の
徳一《とくいち》君にきいた。 「あれ、だれでェ」 南のまどぎわの色の白い少年は....
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
をしていました。
一行中の朴拳闘《ぼくけんとう》選手が、この男をみるなり、「金
徳一だ!」と叫《さけ》び、駆《か》けよって手を握《にぎ》っていましたが、その男の....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
たが、「み知らせ」による病気治療や「お振替え」(信者は便法上自分の不幸を教祖御木
徳一の身へ振替えることが出来るという)の説や金銭取立てのからくりや、またその特有....
「眼を開く」より 著者:夢野久作
君を一種の白痴ではないかとすら考えていた。生れながらに両親を喪い、この我利我利道
徳一点張りの世の中に曝されて、眼も口も開かぬくらいセチ辛い目にイジメ附けられたお....
「再び科学的精神について」より 著者:戸坂潤
ない。」――かくして倫理道徳的性癖を有つ東洋の学・教学は、「政教一致」、「経済道
徳一致」、から「祭政一致」の説にまで、進むことが出来るのである。今日教学に非ずん....