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「徳冨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

徳冨の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
大正元年十二月二十九日 都も鄙も押なべて白妙を被る風雪の夕 武蔵野粕谷の里にて徳冨健次郎 都落ちの手帳から 千歳村 一 ....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
と。 明治四十二年二月二日昔の武蔵野今は東京府下 北多摩郡千歳村粕谷の里にて徳冨健次郎識 上州伊香保千明の三階の障子開きて、夕景色をながむる婦人。年は十八....
大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
次に挙げよう。 森田思軒の「探偵ユーベル」、「間一髪」、原抱一庵の「女探偵」、徳冨蘆花の「外交奇譚」、黒岩涙香の「人外境」等。 では、何故、当時探偵小説が一....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
みな、すぐわかることだあな。ところが、ものを知らねえ奴は仕方のねえもんで、近ごろ徳冨蘆花という男が、芋虫《いもむし》のたわごとという本を書いたんだ、その本の中に....
田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
《すてまつ》は十二歳(後の東大総長山川健次郎男の妹、大山|巌《いわお》公の夫人、徳冨蘆花《とくとみろか》の小説「不如帰《ほととぎす》」では、浪子――本名信子さん....
今昔茶話」より 著者:国枝史郎
東京に居られるのであるから、大臣の古手になったところで住み心地はよいに相違ない。徳冨蘆花に、『外交綺談』という著書がある。翻訳の短篇集であったような気がする。そ....
二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
坪内博士の如く初めから劇や小説を生涯の仕事とする決心で起ったものは異数であった。徳冨蘆花が『ほととぎす』に名を成した後の或る時「我は小説家たるを恥とせず」とポー....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
○四月六日、神田三崎町の改良座より出火、全焼。 ○四月、本郷座にて藤沢浅二郎が徳冨蘆花の小説「不如帰」を初めて脚色上演。大入りを占む。 ○五月、大阪より高砂屋....
予が出版事業」より 著者:柳田国男
先輩へ、多くは手紙まで添えて拝呈したのであった。あんな百二十頁のちっぽけな本に、徳冨山路等の一流文士の批評が出て、其時から既に好事家に狙われて居たのである。中に....