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「徳富〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

徳富の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
あいびき」より 著者:ツルゲーネフイワン
去した、露国では有名な小説家、ツルゲーネフという人の端物《はもの》の作です。今度徳富先生の御依頼で訳してみました。私の訳文は我ながら不思議とソノ何んだが、これで....
文放古」より 著者:芥川竜之介
へ行って見るってところもない始末なのよ。おまけにこの市《まち》の智識階級はやっと徳富蘆花《とくとみろか》程度なのね。きのうも女学校の時のお友達に会ったら、今時分....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
吉、小林躋造、豊田副武 ◯進藤一馬、四王天延孝、笹川良一、古野伊之助、池崎忠孝、徳富蘇峰、大川周明、太田正孝、正力松太郎、横山雄偉、児玉誉士夫 以上五十九名 ....
二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
のが一番のハイカラであった。 二十五年前には「国民之友」が漸く生れたばかりで、徳富蘇峰氏が志賀、三宅両氏と共に並称せられた青年文人であった。硯友社は未だ高等学....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
蕗の薹と同じように、先生にとって一つの肴に過ぎなかったのだ――たしかにそうだ。」徳富健次郎氏が歿くなった。重病のことだったし、どうかとも思う疑いはあったが、いつ....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
に躊躇する。なる程氏は多数の崇拝者を持っている。併し崇拝者の数を云うなら、恐らく徳富蘇峰氏(之は思想家ではなくてただの歴史家かそうでなければ多少デマゴギッシュな....
困惑の弁」より 著者:太宰治
実に、拍子抜けがすると思う。その人の脳裡に在るのは、夏目漱石、森鴎外、尾崎紅葉、徳富蘆花、それから、先日文化勲章をもらった幸田露伴。それら文豪以外のひとは問題で....
西鶴と科学」より 著者:寺田寅彦
ついてもあまりに何事も知らな過ぎるから、この際の参考のためにと思って手近にあった徳富氏著『近世日本国民史、元禄時代』を見ていると、その中に近松と西鶴との比較に関....
夏目先生と滝田さん」より 著者:芥川竜之介
って顔にかすかな赤味がある位でした。私はいつも云っていたことですが、滝田さんは、徳富蘇峰、三宅雄二郎の諸氏からずっと下って僕等よりもっと年の若い人にまで原稿を通....
北村透谷の短き一生」より 著者:島崎藤村
宰していた女学雑誌は、婦人雑誌ではあったが、然し文学宗教其他種々の方面に渉って、徳富蘇峰氏の国民の友と相対した、一つの大きな勢力であった。北村君を先ず文壇に紹介....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
うて成功者となることを希望するのであります。 報恩感謝の念篤きこと これは徳富先生もお話下さった通り、有難い、忝けない、もったいないという心持のあるものは....
明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
れていたようで興味が深い。 独歩の眼に士官階級以上しか映じなかったより以上に、徳富蘆花の「不如帰」にはそれ以上、大将や中将や男爵等が主として書かれている。独歩....
文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
の松島は成れり。」 藤村の眼は鋭いと思います。 仙台を取り入れているものでは徳富健次郎の『寄生木』があります。 徳富健次郎『寄生木』 「出れば停車場の広小....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
学史に燦爛たる頁を作るエポック・メーキングの名著である。 丁度同時代であった。徳富蘇峰は『将来之日本』を挈げて故山から上って帝都の論壇に突入し、続いて『国民之....
将来の日本」より 著者:田口卯吉
徳富猪一郎君は肥後熊本の人なり。さきに政党の諸道に勃興するや、君、東都にありて、....