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徳山
「徳山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
徳山の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
者は、弟保田安政、佐久間勝政、前田又左衛門尉利家、同子孫四郎利長等を始めとして、
徳山五兵衛、金森五郎八長近、佐久間三左右衛門勝重、原彦治郎、不破彦三、総勢八千五....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
「いと易いことでございます」 庄三郎は懐中からスルリと紅巾を引き出した。 乾
徳山恵林寺の住職、大通智勝国師快川は、信玄|帰依の名僧であって、信玄は就いて禅法....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
た。その年の十一月も末になると、薩摩の島津家、長州の毛利家、芸州藩の総督、それに
徳山藩の世子、吉川家の家老などが、いずれも三、四百人から二、三千人の手兵を率いて....
「海流」より 著者:宮本百合子
た。 「――本当にもういらっしゃらないのかしらん」 訴えるような声で云いながら
徳山須賀子が自分の席から三田がしめていると同じ木彫りの丸いバックルをつけている細....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
たのだ。何とまあ好い言葉だろう、此時此場、此上に好い語は有るまい。政宗は古禅僧の
徳山《とくさん》の意気である、それも慥《たしか》におもしろい。然し利家は
徳山どこ....
「「黄銅時代」創作メモ」より 著者:宮本百合子
ion began. Whittier は静に成る。 十九日 土曜、朝Aに
徳山が Miss Minami との婚約を破ったということを話す。Miss Ca....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
川町ノ仕立屋ニ逢ッタガ、コイツハ、カゲ富《とみ》ノ箱屋ヲスル奴ダガ、オレガ懇意ノ
徳山主計トイウ仁ガ、至ッテ富ヲ好キデ、南平ニ富ヲ頼ンダ故ニ、今日ハ富ノ日ダカラ寄....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
お大切に。花を入れました。 四月五日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 山口県島田より(
徳山・幸町通りの写真の絵はがき)〕 四月五日。ひどい風ですが、野原の叔母さん、....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
治宛 山口県島田より(封書)〕 第二十七信。 今裏の鶏舎のところでお母さんと
徳山の岩本の小母さんとが、ごみを焚していらっしゃる。駅のところでブレーキをきしま....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
と書いたことがあったでしょう? 花の下蔭という光線のやさしい照りはえについては、
徳山でのお花見で初めてその実感を得たことも。本当にあれは奇麗と感じられました、五....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
す。田舎ではその娘のもっている生活力や成長性を見ず、只学校だけでいうから、例えば
徳山高女を出た娘と、虹ヶ浜のところの実科を出たのでは全く違った扱いをするのだそう....
「くろん坊」より 著者:岡本綺堂
一 このごろ未刊随筆百種のうちの「享和雑記」を読むと、濃州
徳山くろん坊の事という一項がある。何人から聞き伝えたのか知らないが、その附近の地....
「海豚と河豚」より 著者:佐藤垢石
そんな言葉に騙される人はあるまい。 瀬戸内海では下関方面で広島、九州の中津沖、
徳山湾で漁れたもの。広島近くでは宮島、江田島、大阪近くでは播州の家島群島中鞍掛島....
「『鉢の子』から『其中庵』まで」より 著者:種田山頭火
賀へ、神湊へ、八幡へ、戸幡へ、小倉へ、門司へ、そしておもいでふかい海峡を渡った。
徳山、小郡、――この小郡に庵居するようになろうとは、私も樹明兄も共に予期していな....
「釜沢行」より 著者:木暮理太郎
して、役にも立たぬ苦労をした。 此処から広瀬に至るまでの道は、正面に奇怪なる乾
徳山の姿を眺め、次で途中一ノ釜の壮観も見られるし、滑沢ノ瀑も立派であれば、更に上....