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「徳川慶喜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

徳川慶喜の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
使らは通禧からの書面を受けて、東征の師の興ったという報告に接した。武器を輸入して徳川慶喜およびその臣属を助くべからずとの意味を読んだ。その翌二十二日には兵庫に裁....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
た深い窓の下だ。そこにある空気はまだ重かった。 こころみに、十五代将軍としての徳川慶喜が置き土産とも言うべき改革の結果がこの街道にもあらわれて来る前までは、女....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
生きている」 「うむ」 「高杉晋作は、尊王攘夷のために生きている」 「うむ」 「徳川慶喜は、傾きかけた徳川幕府の屋台骨のために生きなけりゃならん」 「うむ」 「....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
相当徹底しているらしいが、それはよろしいが、その手段方策というものが土佐一流で、徳川慶喜《とくがわよしのぶ》をして大政を奉還せしめる、これも異議がない。しかして....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
二十六歳 品川弥二郎 二十五歳 坂本竜馬 三十三歳 山内容堂 四十歳徳川慶喜 三十歳 島津久光 五十歳 毛利元徳 二十八歳 鍋島閑叟 ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
方へ転居せられ、間もなく前にいった新邸が出来てそこへ移られたのである。 この頃徳川慶喜公を始めその他一時朝敵の名を蒙り蟄居を命ぜられた藩主連も、寛典を蒙り平常....
大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
とんど湧き返った。旗本八万騎は奮起した。薩摩と雌雄を決しようとした。しかし聡明な徳川慶喜は、惰弱に慣れた旗本を以て、慓悍な薩長二藩の兵と、干戈を交えるということ....
次郎物語」より 著者:下村湖人
の機会もなかったらしい。だいいち、日本人同士で戦うのを非常に残念がっていた人で、徳川慶喜の旨をうけて、官軍の方に使いをしたこともあるんだ。そういう人だから、決し....
俳句の作りよう」より 著者:高浜虚子
尾花の先も浸るような光景であります。 鐘冴ゆる第六天をもどりけり 今日の新聞は徳川慶喜公の薨去を報じています。徳川公の本邸は小石川の第六天にあります。あの辺は....