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徳永直
「徳永直〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
徳永直の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
弁証法の読本を発表した。代表的なものとしては大森義太郎氏の『唯物弁証法読本』と、
徳永直・渡辺順三・両氏の『弁証法読本』とを挙げることが出来ると思うが、永田広志氏....
「明日の言葉」より 著者:宮本百合子
はするが、ソヴェト生活のルポルタージュであると云えないことは周知のとおりである。
徳永直氏が十一月号『新潮』に「ルポルタアジュと記録文学」という評論を書いている。....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
て出場した島木健作氏はこの時代、農民組合の経験をめぐっての諸作に移って来ており、
徳永直氏は『文学評論』に自伝的な「黎明期」を連載しつつ、他方に「彷徨える女の手紙....
「「建設の明暗」の印象」より 著者:宮本百合子
件の目出度い大団円がとりも直さぬ明るさとして納得されにくい例は、別な場合であるが
徳永直氏の「はたらく人々」の後半のまとめかたにも見られる。明日への課題として、芸....
「窪川稲子のこと」より 著者:宮本百合子
ていなかったのであったろう。 次の年の寒い時分、大阪に『戦旗』の講演会があって
徳永直、武田麟太郎、黒島伝治、窪川稲子その他の人々が東京駅から夜汽車で立った。私....
「昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
感情がそのような芸術理論をも生んだのであって、小林多喜二の「蟹工船」「不在地主」
徳永直の「太陽のない街」村山知義の「暴力団記」「東洋車輌工場」その他多くの新しい....
「今日の文学の諸相」より 著者:宮本百合子
の今日の心持が語られているわけなのだが、作家としての特徴を生かすことを語っている
徳永直氏の文章が具体的で、わかりよかった。 ほかのあれこれも読んでいるうちに、....
「一九三七年十二月二十七日の警保局図書課のジャーナリストとの懇」より 著者:宮本百合子
、其は困る、とねばって解散させたあたり、なかなか昭和文学史の興味ある一頁である。
徳永直は、過去の著作の絶版を新聞に公表した。 話によると、
徳永直という名をすて....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
している。評論家として蔵原惟人そのほか活溌な数人の活動家・作家としての中野重治・
徳永直・佐多稲子・宮本百合子・豊島与志雄、詩人では壺井繁治・岡本潤、その他戦後に....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
が刊行されました。同人としては、伊藤整、板垣直子、春山行夫、丹羽文雄、本多顕彰、
徳永直、徳田一穂、岡田三郎、尾崎一雄、尾崎士郎、大鹿卓、和田伝、上泉秀信、田辺茂....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ことになって居りますから送りましょう。「鶯」はないから買って。生活派という文学を
徳永直の「はたらく一家」が代表している観あり。受けみ反映の典型。
本のこと。き....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
成です。ところが、あれのエピゴーネンが出て来ていてね。この頃は伊藤整の得能五郎、
徳永直の某、そういう出現を、平野というもとからの文芸評論をかく人が、現代文学にお....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
類――顕治公判関係の書類。 一本田――中野重治の故郷、福井県一本田。 直さん――
徳永直。 柳瀬さん――柳瀬正夢。 戸塚の母――佐多稲子。 七月三十日 〔網走....
「現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
しなければならない。例えば葉山嘉樹の「海に生くる人々」、小林多喜二の「蟹工船」、
徳永直の「太陽のない街」などを全部引用しなければならないだろう。そこでこの引用は....
「傍人の言」より 著者:豊島与志雄
、が、例えば……と私が云いだすと、例えば……と彼はすぐに応じてくれた。例えば……
徳永直の作品にそんなのがあった。いくらもあった。ところが、先月か先々月かの「火は....