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「徳沢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

徳沢の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梓川の上流」より 著者:小島烏水
ないが、自分の下りて来た穂高山の前の短沢《みじかさわ》を始めとして、槍ヶ岳の麓の徳沢、槍沢、横尾谷、それから一ノ俣、二ノ俣、赤岩小舎の傍の赤沢、引きかえして霞沢....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
筋もよく通り、古来人民の自由になし来たった場所はさらに民有に引き直して明治維新の徳沢に浴するよう寛大の御沙汰をたまわりたいとしたものであった。旧筑摩県の本山盛徳....
旧藩情」より 著者:福沢諭吉
官《ぞっかん》汚吏《おり》はしばらく擱《さしお》き、品行正雅の士といえども、この徳沢《とくたく》の範囲《はんい》を脱せんとするも、実際においてほとんど能《よく》....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
にしえ》より世にかかる人物なかりせば、わが輩今日に生まれて今の世界中にある文明の徳沢を蒙るを得ざるべし。親の身代を譲り受くればこれを遺物と名づくといえども、この....