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「徽宗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

徽宗の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
茶の本」より 著者:岡倉覚三
った方法を発見しようとした、そしてその優劣を決するために定時の競技が行なわれた。徽宗皇帝(一一〇一―一一二四)はあまりに偉い芸術家であって行ないよろしきにかなっ....
骨董」より 著者:幸田露伴
というのは宋が金に逐われて南渡してからのもので、勿論その前の北宋の時、美術天子の徽宗皇帝の政和宣和頃、即ち西暦千百十年頃から二十何年頃までの間に出来た北定の方が....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
のうちに、張の家で客をまねくことがあって、座敷には秘蔵の掛物をかけた。それは宋の徽宗皇帝の御筆という鷹の一軸である。酒宴が果てて客がみな帰り去った後、夜が更けて....
十二支考」より 著者:南方熊楠
舒翰《かじょかん》がその馬|赤《せき》将軍の背に朝章《ちょうしょう》を加え、宋|徽宗《きそう》がその馬に竜驤《りゅうじょう》将軍を賜うたなど支那にすこぶる例多い....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
な鳥はどこの森をさがしても、ねっから見つかりそうには思われない。 むかし、宋の徽宗皇帝が、画院の画工たちに孔雀が丘に上ろうとする様を描かせたことがあった。画は....
北斎と幽霊」より 著者:国枝史郎
みかかえって蛇足と心得まする」 「えい自惚も大抵にせい!」豊後守は嘲笑った。「唐徽宗皇帝さえ苦心して描いた牡丹の図を、名もない田舎の百姓によって季節外れと嘲られ....