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「心し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

心しの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
疑惑」より 著者:芥川竜之介
の私の心もちは、驚いたと申しましょうか。慌《あわ》てたと申しましょうか。まるで放心したのも同前で、べったりそこへ腰を抜いたなり、ちょうど嵐の海のように右にも左に....
」より 著者:芥川竜之介
―間違わないように。さようなら。」 受話器を置いた陳彩《ちんさい》は、まるで放心したように、しばらくは黙然《もくねん》と坐っていた。が、やがて置き時計の針を見....
開化の良人」より 著者:芥川竜之介
の、此邦《このくに》に夏周《かしゅう》の遺制《いせい》あるなり。」とか何とか、感心したと云うじゃないか。だから何も旧弊だからって、一概には莫迦《ばか》に出来ない....
河童」より 著者:芥川竜之介
下げながら、息も絶え絶えに歩いていました。しかし僕は年の若い河童の犠牲的精神に感心しましたから、かえってその健気《けなげ》さをほめ立てました。 「ふん、君はこの....
奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
べつ》の眼の色を送りながら、静に帯止めの金物《かなもの》を合せた。 「それでも安心して下さい。身なんぞ投げはしませんから、――」 「莫迦《ばか》な事を云うな。」....
或日の大石内蔵助」より 著者:芥川竜之介
ぼんやり火鉢の中を眺めている。 彼は、彼の転換した方面へ会話が進行した結果、変心した故朋輩の代価で、彼等の忠義が益《ますます》褒《ほ》めそやされていると云う、....
或恋愛小説」より 著者:芥川竜之介
フェのテエブルに妙子の手紙の封を切るのです。窓の外の空は雨になっている。達雄は放心したようにじっと手紙を見つめている。何だかその行《ぎょう》の間《あいだ》に妙子....
西郷隆盛」より 著者:芥川竜之介
同時に心の中で感じながら、この上は出来るだけ早く、老人との問答を切り上げようと決心した。 「しかもあの時、城山で死ななかったばかりではない。西郷隆盛は今日《こん....
馬の脚」より 著者:芥川竜之介
ろう。――半三郎はこう考えるたびに、どうしても彼の脚だけは隠さなければならぬと決心した。和服を廃したのもそのためである。長靴をはいたのもそのためである。浴室の窓....
海のほとり」より 著者:芥川竜之介
鰭《おひれ》を動かしていた。 「ああ、鮒が声をかけたんだ。」 僕はこう思って安心した。―― 僕の目を覚ました時にはもう軒先《のきさき》の葭簾《よしず》の日除....
」より 著者:芥川竜之介
。そこで、娘も漸《ようや》く、ほっと一息つく事が出来ました。」 「私も、やっと安心したよ。」 青侍《あおざむらい》は、帯にはさんでいた扇《おおぎ》をぬいて、簾....
良夜」より 著者:饗庭篁村
看守りたり。出立つ前に年寄の忠告にも、「旅は明日志す所へ着くというその夜は誰も安心して必ず其所で竊みに逢うものなり」とありたれば、今宵こそ大事なれとその胴巻を締....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
「旅行から受くる利益と愉快とを貴ぶことはもちろんである。しかし本国に帰ろうと決心した事が度々ある。結局再び考えなおして、そのままにして置いた。」 「科学上の智....
スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
がり、むかしオランダ人の航海者がタッパン・ジーと名づけていたところでは、彼らは用心していつでも帆をちぢめ、航海者の守り、聖ニコラスに加護をねがいながら、横断した....
三人の百姓」より 著者:秋田雨雀
帰ってお神さんに赤児を見せると、子のないお神さんが大変喜んでくれたので、ほっと安心しました。しかし伊作に口止めされているので、小判の話なぞは一言も言いませんでし....