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心に入る
「心に入る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
心に入るの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「善の研究」より 著者:西田幾多郎
力である、客観は他力である。我々が物を知り物を愛すというのは自力をすてて他力の信
心に入る謂《いい》である。人間一生の仕事が知と愛との外にないものとすれば、我々は....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
三年、文化の進行は大長歩をもってしたりというといえども、深奥の学理は豈に容易に人
心に入るべけんや、かつ当初十年はまさに破壊の時代にあり、旧学理すでに廃して新学理....
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
しまうのだ。 唯円 では恋と信心は一致するものでございましょうか。 親鸞 恋は信
心に入る通路だよ。人間の純な一すじな願いをつき詰めて行けば、皆宗教的意識にはいり....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
事業である。その他関係者諸氏の目に見えない犠牲を加算したならば、翁の遺徳の世道人
心に入る事の如何に深く且つ大きいかは到底想像も及ばない位であろう。 もしこの不....
「朝鮮の友に贈る書」より 著者:柳宗悦
の情を訴えるに足りる最も適した道であった。人はこの線の秘事を解き得ない間、朝鮮の
心に入る事は出来ぬ。線にはまざまざと人生に対する悲哀の想いや、苦悶の歴史が記され....