心の至り[語句情報] » 心の至り

「心の至り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

心の至りの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、白面の一書生には候へ共、気概勃々として、上杉謙信の再来を思はしむるものあり、快心の至りと存じ居り申候。 会津へも行きたし、秋田へも廻りたきもの、道草もさうなつ....
探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
、右国許へまかり越し、金子才覚いたし度候へども、なにぶん路用に差支へ候、近ごろ無心の至りに候へども、金子二分借用いたし度候、もつとも当大晦日までには相違なく返済....
程よい人」より 著者:豊島与志雄
、出来得れば一人からが一番よい。期限を厳重に守るのは、私のような若い者としては感心の至りである。ついては、会社の給料と万一の場合の退職手当とを担保にするなら、月....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
古い殻を脱がないのである。それがどれほど日本文化の進歩を妨げているか、まことに寒心の至りに堪えない。また自分の国での立派な名がありながら、他人の国の字でそれを呼....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
かったのであります。誠にその戒行は清浄であって人を憫み救わるる点においても実に感心の至りであった。ただ付添うて居る家来が悪かったためにあんな事になったので、決し....