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心を捉える
「心を捉える〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
心を捉えるの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
我我の喜劇は年少の為、或は訓練の足りない為、破廉恥漢の非難を受けた後に、やっと良
心を捉えることである。
*
良心とは厳粛なる趣味である。
*
....
「あやかしの鼓」より 著者:夢野久作
》は笑われるかも知れぬが、しかし……。 楽器というものの音が、どんなに深く人の
心を捉えるものであるかということを、本当に理解しておられる人は私の言葉を信じて下....
「ココナットの実」より 著者:夢野久作
な頭のよさと、牡牛のような辛棒強さとで、妾の気象を隅から隅まで研究しながら、妾の
心を捉える機会を、毎日毎日、一心にねらい澄ましていたにちがいない。 「オホホホホ....
「問に答えて」より 著者:宮本百合子
説は、ただあった通りに書いたというだけではいわばそこには題材はあるが肝心の読者の
心を捉えるべき主題がない。言い換えれば筋はあるがその話の筋につれて展開して来る社....
「作家的思想」より 著者:豊島与志雄
う。――然るに、現実の人間や事実や感情と、創作された作品と、どちらがより深く人の
心を捉えるであろうか。この答えは、両者の性質によって、また答者によって、さまざま....
「画舫」より 著者:豊島与志雄
こうした乱れた宴席では、言葉があちこちへ飛び、話題も飛躍するものでありまして、中
心を捉えるのに困難でありますが、ただ、金田の酔った頭には、景雲のことがなにかひっ....