心を用いる[語句情報] »
心を用いる
「心を用いる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
心を用いるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
》れても、今よりはまだ痛快に生きて行かれるのに、今日《こんにち》までついぞそこに
心を用いる事をしなかったのである。 敬太郎は一人でこう考えて、どこへでも進んで....
「運命」より 著者:幸田露伴
雄邁と。其の一大文豪たる、世もとより定評あり、動かす可からざるなり。詩は蓋し其の
心を用いるところにあらずと雖も、亦おのずから観る可し。其の王仲縉感懐の韻に次する....
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
ろうといたすを、和尚が引留めて、自分の室に通して茶などを侑めながら、長二が仏事に
心を用いるは至極|奇特な事ではあるが、昨年の暮頃から俄かに仏|三昧を初め、殊に今....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
る所があるのである。若しも人々が国家の大祭日に当りて、肉体の休養と精神の慰安とに
心を用いるなら、凡そ天下にそれほどよきものはないのであろう。過度の労役の為めに消....