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心嚢
「心嚢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
心嚢の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恋愛曲線」より 著者:小酒井不木
した。然し、薄い脂肪の層、いやに紅い筋肉層、肋骨と、順次に切り進んで胸廓を開き、
心嚢を破って心臓を出した時分には、僕はやはりいつもの冷静に立ち帰って居た。もとよ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ないのだと思わせた。肺や心臓のある部分に痛みを覚えた。ある日医者は彼を診察して、
心嚢炎《しんのうえん》か肺炎かの徴候があると言った。つぎに専門の大家に診《み》て....
「三つの痣」より 著者:小酒井不木
スを当て、皮膚、脂肪層、筋肉層を開き、肋骨を特種の鋏で切り破り、胸壁に孔をあけて
心嚢をさらけ出し、次でそれを切り開いて心臓を取り出しました。取り出した心臓は、こ....
「人工心臓」より 著者:小酒井不木
家兎を仰向けに、特殊の台の上に固定し、麻酔をかけて、その胸廓の心臓部を開き、更に
心嚢を切り開いて、それから私たちの考案した喞筒を、心臓の代りに取りつけるのであり....