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「心張り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

心張りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
足迹」より 著者:徳田秋声
うひっそりしていた。茶の間と若い人たちの寝る次の部屋との間の重い戸も締められて、心張り棒がさされてあった。お鳥は寝衣のまま起きて出て、そっと戸を開けてくれた。 ....
つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
する! いうまでもなく文次の命を目的に。 と、聞いて文次は、手早くそこの戸へ心張りをくれると同時に光る眼で女を見すえて、 「して、お前さんそれをしらせに駈け....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
かけた木挽の男は、外の景色をひと目見ると、 「わっ」 あわてて戸を閉め、内側に心張り棒をかって、それなり布団でもかぶってしまったのか、しいんとして、中に人がい....