» 心恥

「心恥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

心恥の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
から花束を取り上げた。未知の人の挨拶にこたえるなど、娘らしい慎しみを忘れたのを内心恥ずるかのように、彼女は庭を過ぎて足早に家の中へはいってしまった。それはわずか....
ある恋の話」より 著者:菊池寛
よ。私は、染之助の事ばかりを考えていたので、娘の言葉を聞き違えたのであろうと、内心恥しくなったけれど、念のためだと思ったから、その色の蒼い小男の後をついて行った....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
言い伝えがござりまして、女のわたくしがかようなことをあからさまに申しあげますのは心恥ずかしゅうござりまするが、子のない家にそのすずりを置けば、必ず子宝が得られま....
次郎物語」より 著者:下村湖人
帰りには、きちんと敬礼もして出て来たんだ。」 次郎は、そんなことを言う自分が内心恥ずかしかった。しかし、なぜかあとへは引かれない気持だった。 「敬礼ばかりした....
怒りの虫」より 著者:豊島与志雄
上衣の袖口がだいぶ擦り切れて見っともなくなってるのに気付き、それからはへんに、内心恥かしい思いをした、というのである。川村は富有な実業家で、いつも、その晩も、き....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
に酬《むく》ゆるの道も立てと、自ら大いに悔悟《かいご》して、女々《めめ》しかりし心恥かしく、ひたすらに身の健康を祈りて、療養怠りなかりしに、やがて元気も旧に復し....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
、世情にうとく、色黒な小柄な貴人とを思い比べて見ることさえ、苦しく、やるせなく、心恥かしかった。 「もうそのようなこと、いわずに置いてたも。さも、わたしが、好ん....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、次に愛するところの比丘の前に到り、住《とど》まりてその面を諦視し、時にこの比丘心恥じ※猴を視ず、※猴|尋《つ》いで瞋り、その耳鼻を攫し、傷破してすなわち去る、....
源氏物語」より 著者:紫式部
うもなかろうと思われた。薫をそうした席へ連ならせるのはあまりに高貴なふうがあって心恥ずかしく大臣には思われるのであるが、婿君と親密な交情を持つ人は自分の息子たち....
源氏物語」より 著者:紫式部
と言い、同行をしようとしないのであったが、すぐに中の君に今度のことを聞かれるのも心恥ずかしいことに薫は思い、 「それはまたあとでお目にかかってお詫びをすればいい....