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「心月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

心月の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
法然行伝」より 著者:中里介山
妬の心を起したことを悔い悲しんで、法然の大谷の墳墓に詣でて泣く泣く悔謝し、自から心月房と号し、一向念仏し、その上に「続撰択」を作って法然の義道を助成した。 四十....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
にたがわぬ幸村の心がけよな」 すぐ佐渡は、そこへ思い当ったのである。九度山の伝心月叟事――真田幸村こそは油断のならぬ漢である。あれをこそ、まことの曲者とはいう....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、大坂城の秀頼から、尠からぬ金力が密かに送られていたという。しかし、幸村自身は伝心月叟と世捨人めかして、草庵に質素な生活をしていたし、そんな莫大な金を費う途はな....