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心理小説
「心理小説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
心理小説の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「志賀直哉氏の作品」より 著者:菊池寛
品を裏付けている志賀直哉氏の道徳ではないかと思う。 自分は耽美主義の作品、或は
心理小説、単なるリアリズムの作品にある種の物足らなさを感ずるのは、その作品に道徳....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
た上述の二様の流れは、逍遙の英文学研究の業績、二葉亭四迷の当時にあっては驚くべき
心理小説の後をうけて硯友社の活動の裡にも謂わば併流している。前代からの遺産として....
「『健康会議』創作選評」より 著者:宮本百合子
の山」は、スウィスの豪奢な療養所内の男女患者の生活を描いているが、この手のこんだ
心理小説も、結核とたたかう地道《じみち》な人々の人生を語るものではない。 わた....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
それは勿論だわ。テーマだけが小説でもない。そうだと思えるわ。心理というものを所謂
心理小説で扱ったのも誤って居ります。ドストイェフスキーの歴史からみた負の面はそこ....