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心臓部
「心臓部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
心臓部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「失楽園殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
士が、扉の方に足を向け、大の字なりに俯伏している。 そして、その背後には、恰度
心臓部に当る辺に、柄も埋まらんばかりに深く、一本の短剣が突き刺さっているのだが、....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
攻者の威力が敵の防禦線を突破し得るほど十分であっても、攻者国軍の行動半径が敵国の
心臓部に及ばないときは、自然に持久戦争となる。 ナポレオンはロシヤの軍隊を簡単....
「電気看板の神経」より 著者:海野十三
がある。これはおかしいと更に解剖をすすめたところ、遂にふみ子の死因が、短刀による
心臓部刺傷であると判断せられていたのは大間違いで、実は高圧電気による感電死であり....
「地球盗難」より 著者:海野十三
た。 「そんな珍糞漢糞の寝言は後廻しにして、われわれはいま、冷静且つ果断に事件の
心臓部を突破せにゃならないんだッ。それは辻川博士の邸内に忍び入って、博士の秘密を....
「カンカン虫殺人事件」より 著者:大阪圭吉
ている。後頭部の打撲傷や身体各所の激しい擦過傷を思い出し給え。あの二通りの傷は、
心臓部の刺傷に比較して恐ろしく周囲の皮膚が擦りむけていたね。一体人間の皮膚と言う....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
って、なかなか引っぱりだすことができない。その鉄扉の一つを開けるにも、海底要塞の
心臓部というべき中央発電所の大モーターを動かしてかからねばだめなのだ。たとえモー....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
した。ことに帆村たちの注意を引いたものは、下腹部に置かれた電池からの放電により、
心臓部附近に小さい赤電球と青電球とがチカチカと代り番に点滅し、そして大小いくつか....
「東京要塞」より 著者:海野十三
員、戦闘準備。主砲発射｜方用意！」 いよいよ悪魔のような巨砲が、わが日本帝国の
心臓部めがけて砲撃を始めることとなった。五郎造はもう逆上してしまった。いきなり兵....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
速力三十ノット。 もうすこしで、飛行島は最大速力を出すところだ。 飛行島の
心臓部であるエンジンは快調をつづけている。何という頼もしさ。大英帝国が、平和の飛....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
事ができたのである。若し彼等にして一片の利己心があったなら、そは必ず彼等の成功の
心臓部を喰い破ったであろう。 われ等が求むる所は、右にのぶるが如き人物である。....
「決闘場」より 著者:岡本かの子
端に、振り向いたアイリスは、右の人差指を延ばして矢継ぎ早やにワルトンとジョーンの
心臓部を目がけて突いた。彼女の変に引きつれた笑い顔と、白く光って細い指の可愛く素....
「人工心臓」より 著者:小酒井不木
実験の順序は、先ず家兎を仰向けに、特殊の台の上に固定し、麻酔をかけて、その胸廓の
心臓部を開き、更に心嚢を切り開いて、それから私たちの考案した喞筒を、心臓の代りに....
「紫外線」より 著者:小酒井不木
々長医学博士木村貞一氏（四二）は本日午後二時頃、同病院応接室で、何者かのために、
心臓部を刺されて即死した。同氏の死体は看護婦の一人によって発見されたが、犯人は誰....
「現場の写真」より 著者:小酒井不木
わっていた。仰向けにすると、寝衣の前側と敷布は真っ赤に染まっていた。その血は左の
心臓部の傷口から流れだしたもので、傷口の模様から見て、鋭利な短刀をもって刺された....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
ドのネールは「われわれは外国の基地を好まない。外国の基地が国内にあることは、その
心臓部に外国の勢力が入り込んでいるようなことを示すものであって、常にそれは戦争の....