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心長閑
「心長閑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
心長閑の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
や螟虫が溺死して居ることもある。尺に五寸の大海に鱗々の波が立ったり、青空や白雲が
心長閑に浮いて居る日もある。地蔵様は何時も笑顔で、何時も黙って、何時も合掌してご....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
、それもこれも数の多いが自慢で、若い娘達の※々という声、花も蕾のかれらにはいつも
心長閑にして春のようなであろう。 秋のおさらいは昼よりも灯する頃より夜と共に興....
「清修館挿話」より 著者:林芙美子
ラダラ道を上ると、一番高いところに、清修館と云う、白ペンキの看板が出ていました。
心長閑な谷村さんは、昨夜越して来たばかりのせいか、自分の泊つている下宿の名前さへ....