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心髄
「心髄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
心髄の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
かりでなかった、石楠花の甘ずっぱい香気は私を包み、アブを包み、森に漂って、樹々の
心髄までしみ透るかのように、私までがアブの眷属になったかのように。 この石楠花....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
特殊なものでも、格別なものでもないばかりか、かえって、どうかすると彼が完全無欠の
心髄を内にもっているかもしれず、その他の同時代の人たちは――ことごとく、何かの風....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
ゃま》になることが多い。 教育においてもそうである。僕自身は宗教なき教育は人の
心髄《しんずい》を動かすものでないと信ずるけれども、しからばとて学校の課目に宗教....